年末
皆様、こんにちは。
センター長の湯澤です。
今年の最終日(12月27日)に書くつもりでいましたが・・・
なんだかかんだと最終日は忙しく今日になってしまいました。
りんくがスタートして早2ヵ月、個人的にも岩見沢に引っ越し
先日、ようやくを住民票を移し、晴れて岩見沢市民になりました!
札幌にいた頃は「自業自得」ということについて
時折、考えさせる機会がありましたが・・・
岩見沢での年末も・・・同様に考えさせられました。
岩見沢市生活サポートセンター「りんく」は
先日、国会を通過した
生活困窮者自立促進支援法という法律が
平成27年4月からスタートした際、
一体どんなことができるのか?
どんなサポートが必要なのか?
どんな方々が相談に来るのか?
などなどを把握するため、
モデル事業という形で実施されています。
この事業の位置づけは
第2のセーフティーネットという位置づけで
生活保護になる前に、自立に向けた様々なお手伝いします。
私がこの事業のいいなぁと思うところは・・・
これまでの給付型の社会保障ではなく
「人」がそのお手伝いを担うというところにその良さを感じています。
そうそう・・・
「自業自得」
相談に来る方々の中には、
確かに自身の「性格」や「行動」に起因する方もいらっしゃいますが
それは、とても表面的で、お話をお聞きしていると
複雑な過去をお持ちだったりする方がほとんどです。
過去は過去・・・現在は現在でありますが
歴史と同様、過去があってその続きの上に「今」がある
札幌では、お家はとても裕福でも
ホームレスになり、助けを求めてくる若者が数多くいました。
家が裕福なのに、かってに喧嘩をして家を飛び出し
ホームレスになった。
自業自得?・甘え?という方もいらっしゃたりしますが・・・
やはり、「家」という閉ざされた中で・・・
過度な期待や理不尽な叱責、本人の特性などが
複雑に絡み合い、そうせざる得なかった方がほとんどです。
「自業自得」と本人を責めるだけで
残念ながら教育的な効果や変容は何も生まれません。
もう一つ、人間は社会性を持つ生き物であり
一人で生きていくことは難しく
社会の中で生きおり、環境に大きく左右されるものであることは言わずと知れた事実です。
生まれた時から、無人島や人の手の入らない山奥や洞窟で育ったわけでもないので
やはり、「社会」の側にも責任はあったりするのかなぁと。
もう充分に「苦労」され、充分「孤立」されている方々がほとんどです。
「人」によるサポート・・・
人には心があり、100%の共感はできませんが
その痛みがわかったり、想像できたりします。
何より、温かいものなのかなぁと。
少し遅くなりましたが、
皆様方のおかげで、無事今年を終了することができました。
本当にありがとうございます。
来年は、1月6日9時からのスタートとなりますのでよろしくお願いします。
来年も、りんくは暖かい場所でありたいなぁと・・・
ではでは・・・この辺で・・・